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母音の長短の基準は一概には言えないが、
日本語での発話の具体的な平均値は日本語のテンポ(06/18)でのべた。

母音の長いものは子音と同じ調音符[ː]を使用する。
日本語では通常の二倍(2モーラ)になる。
 おばさん[obasan]
 おばあさん[obaːsan]
長母音ほどではないが、普通の母音より少し長くなる場合は半調音符[ˑ]を使用する。
英語やロシア語などでは、
強勢のつく母音が若干長く発音されることが知られているが、
母音の長短が意味の違いとなることは無い。
日本語、韓国語、モンゴル語、エストニア語などが、
母音の長短で意味が区別される代表的な言語である。
一方短く発音されるものを超短音といい短音符(breve)[ ˘ ]をつける。
球の下半分で、二重母音の副音とは逆である。

以下に一度子音の補助記号として紹介したものを、また述べておく。
無声音の白丸[ ゜][ 。]は上にも下にも付けれるが、通常は下につける。
母音の字母は有声音を前提としているため有声音の記号は母音には使われない。
母音の鼻音化[ ~ ]はフランス語やポルトガル語で有名だが、
母音に挟まれた鼻音などで、多くの言語で現れる現象である。

参考文献
斉藤純男 『日本語音声学入門 改訂版』 三省堂 2008

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