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母音は、調音中に調音点や口の開き具合を調節することが容易なので、
多くの言語で二重母音(diphthong)がある。
発音の最中に口を動かすので、無限の中間音が存在するが、
最初と最後の音が目立つので、a→i、o→i、a→uのように聞こえる。
音声記号で書くときは[ ai ]、[ oi ]、[ au ]のように書くが、
二重母音なのか、母音連続なのか分からないので、
音節の切れ目にはピリオドを打つ。
二重母音は、副次的な字母の下に、副次記号[ ∩ ]をつける。
日本語の「歯科医」と「視界」は[ai]の発音方法が異なる。
76de278b.jpeg
上の段が「歯科医」、下が「視界」である。
二重母音では一般的に、より広母音であるほど強く、より狭母音であるほど弱くなる。
[ ai ]のように強弱の二重母音を下降二重母音
[ ia ]のように弱強の二重母音を上昇二重母音と言う。
中国語やスペイン語には三重母音も存在する。

参考文献
斉藤純男 『日本語音声学入門 改訂版』 三省堂 2008
 

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