忍者ブログ
[109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

強勢(stress)は、韻律のなかでも特に、強弱の差である。
日本語は、イントネーション(高低)による区別をするので、
ストレスが意味の違いを生むことは無い。
ストレスを利用する言語の代表はやはり、英語である。

今更であるが、英語の発音記号とIPAは違う。
各国語の発音は各国で定めるので、IPAに準じている必要は無い。
特に、英語の発音記号での第一アクセント(´)、第二アクセント(`)記号は、
IPAでは異なる意味を指す。

IPAでの第一強勢は、[ ˈ ]上付き縦棒である。
第二強勢は[ ˌ ]下付き縦棒である。
記号はそれぞれ、強勢のある音節の前におかれる。
"phonetician"を例に取ると、
第一強勢は"ti"、第二強勢は"pho"にある。
英語の発音記号ではアクセント記号は母音の上に付けるので、/fo`unɜti´ʃn/である。
IPAではこれを[ ˌfoʊnəˈtɪʃən ]となる。
円唇後舌広めの狭母音の副次母音記号は省略した。

参考文献
斉藤純男 『日本語音声学入門 改訂版』 三省堂 2008

拍手

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
言語学が大好きな一般人のブログです。 過去の記事は、軌跡として残しておきます。
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
プロフィール
HN:
てぬ
性別:
女性
自己紹介:
大学院で言語学を学びたい大学生が、日々の勉強の成果を記録してゆく為の、個人サイトでした。
最新コメント
[07/22 てぬ]
[07/20 ren]
[05/24 てぬ]
[05/22 ゆう]
最新トラックバック
バーコード
P R
忍者ブログ [PR]