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"the paeson"
この名詞句は、話し手も聞き手も知っている、ある特定の聖職者である。
この句は指示の機能を果たしており、
これを参照(reference)としての情報伝達の働きという。
聞き手もこの参照を承認せねばならず、
もし参照が成立しない場合は、指定を無効にしてしまう。
聞き手は「誰のこと?どの牧師?」と聞き返さなければならない。

語用論的な意味に必要なのはこの、参照である。
話し手は、何かについて話をするとき、命題(porosition)を表現する。
この時、共有された知識の文脈の中に、話し手と聞き手を入力するために、
記号の象徴的慣習を利用する。
話し手は、直接何かを表現するのではなく、
発話行為(illocution)や情報伝達の行為をするために、何かを表現する。
言葉は参照だけでなく、発話の力(illocutionary force)を持っている。
発話によって、話者は何かを意図している。
決断の理由や、講義や、警告などを。
既出の発話に続く文や返事など、
語用論的な可能性は、言語自体が発信しているものではない。
これらは文脈によって推測される。

語用論の一側面として、命題参照がある。
もうひとつは、発話の力だ。
三つ目は、発話媒体行為(perlocutionary effect)である。
話者は、文脈によって推測できるような計画的な意味を表現しているだけではなく、
聞き手にある種の効果をもたらすような、意味も表している。
驚かせたり、喜ばせたり、感動させたり、共感させたりするのである。

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