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昨日の分析の過程から、
以下のことが指摘できる。

名詞と動詞が通る文法システムは、相互に調節されなければならない。
特に名詞の数と動詞の関係は深い。
より大きな構造である文の、相互に依存した構成要素として、
適応されなければならない。

そして、昨日のサンプルは屈折しか扱っていない。
文法的な役割を果たす機能語(function word)と呼ばれるような、
名詞や動詞から分離した形態素も存在する。
機能語は、大きな構造の構成要素であると同時に、
構成要素へと構築されたものである。
動詞には助動詞(auxiliay)と呼ばれるものがある。
"live"でも"lives"でもなく、"is living"や"has lived"と言ったものである。
名詞につく限定詞(determiner)にはおおきく三つあり、
"the artists"や"an artist"などの数や定性の目印となる冠詞(article)、
"that artist"や"these artists"などの対象を示す指示詞(demonstrative)、
"his artist"や"their artists"などの所属を示す所有格(possessive)である。

そして限定詞と名詞の間に介在することが出来る、形容詞がある。
"the gothic church"のような構造である。
このとき、形容詞の語を増やすと、例えば"old"と"derelict"を加えると、
"the derelict old gothic church"の語順に確定される。
この制限は曖昧なものではない。
名詞に近ければ近いほど、名詞との関係が密接な形容詞であることを示す。
この特徴は些細なものに思えるかもしれないが、
示された内容は否定できないものである。

言語の構造上の性質は、形式の観点からの分析が可能である。
語が結合の際に正しく組み合わせられるように、
それらを特定の方法で屈折的に修正させる機能を持つ、統語論的制限についての話をしてきた。
私たちの話していた語順や句や文の制限などの文法は、
情報伝達における長所である。
人々が表現したい現実を発信できるように、
形態論的に適応したり、統語論的に組織するのである。
文法は、文脈でのより適切な方角に正確に焦点を合わせるための道具である。
"Hungry?"は"Would you like to have your lunch now?"と言う意味であり、
"Door!"は、"You have left my door open, and I would like you to close it."となる。

名詞句には厳しい語順の構造の制限がある。
が、高性能な構造とは、より操縦の余裕があることを示す。
名詞句の制限が証明されたように、文における制限の緩和も証明された。
一般的に、構造が大きくなるほど可動性も大きくなる。
すべての場合において、統語論は、
語から読み取れる意味を十分に利用できるような手段となる。

構成要素の構造の規則は、統合関係(syntagmatic relation)連合関係(paradigmatic ralation)に基づいている。
これらはとてつもない種類の結合と配列を生み出す。
言語学者は時々、これを、
気になる、まごつかせるような複雑な文章の発明により確かめようとする。
その文章は敢えて、実際の生活で使われる言葉に似せてある。
が、このような文章は、統語論的な方法を説明するための装置でしかない。

このように概略を示した形態論、統語論の思考の過程は、
形式という観点においてのみの描写である。
それらは言葉の意味を広げ、情報伝達の資力を築く。

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