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どのように言語学的知識を定義しても、
個別な経験から一般性を推測し、現実の抽象化をしなければならない。
私たちが言語を学ぶときにしていることである。
知識に基づいて行動することが出来ると言うには、
その過程を遡り、実例を理想化できなければならない。
これが、私たちが言語を使用するときに、していることである。


次のシェイクスピアの一文を考えてみる。

 I wasted time and now doth time waste me.

まず、ここには9個の単語がある。そして、32個の文字。(延べ数=tokens
ただ、同じものを一つとして数え直すと、
8種類の単語と、10種類の文字がある。(異なり数=types
では、"wasted"と"waste"の単語は、どう扱うべきか。
別々に2種類のものと数えるか、同じ種類の単語とみなした方がよのだろうか。
これらを語彙項目(lexical items)として考えるならば、別に考えるべきだ。
"過渡に使う"、"衰弱させる"という違う意味で使われているからだ。
さらに、
母音と子音を別の種類の文字であると考えるならば、
ここには、延べ数19個の子音と13個の母音がある。

もし要素を述べ数として考えるならば、
一般化され抽象化された種の、個別の実例として考えることである。
しかし私たちは異なり数での、要素の区別をすることが出来る。
そこで疑問が浮上する。
私たちは何に基づいて、違う種類だと区別しているのだろうか。
言語学での分類の法則は何なのか。

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