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喉頭化とは、広い意味では、喉頭の筋肉を緊張して行う発音を言い、
狭い意味では、声門がわずかに開いて緩やかな声帯振動を伴う発声方法である。

広い意味の固い声(stiff voice)は朝鮮語やタイ語などの「が」「だ」などを指す。
日本語と比べれば「か」と「が」の中間のような、
狭い声帯振動を伴う発音である。
狭い意味での軋み声(creaky voice)と呼ばれる発音は、
声が低いと生じやすく、
頻繁に発生する人も少なくない。
アフリカの言葉では、音素として存在している。
両方とも記号は下付きの[ ~ ]で表す。

整理しておくと、[ ~ ](ティルデ)の記号を用いるのは3種あり、
下に付くと喉頭化、
上に付くと鼻音化、
真ん中に重ね書きすると、軟口蓋化あるいは咽頭化である。

参考文献
斉藤純男 『日本語音声学入門 改訂版』 三省堂 2008

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